男はつらいよ寅次郎心の旅路 :: FOCUS PICTURES ｜中国ドラマ配給

男はつらいよ寅次郎心の旅路（中国配給）

Outline
Summary
Highlight
Character

Outline

作品概要

原題
-
ジャンル
ロマンス／コメディ／ヒューマン
上映時間
110分
制作年
1989年
キャスト
渥美清（あつみきよし）、倍賞千恵子（ばいしょうちえこ）、前田吟（まえだぎん）、竹下景子（たけしたけいこ）
コピーライト
©1989/2019 Shochiku Co.,Ltd.

Summary

あらすじ

みちのくのローカル線でのんびり旅する寅さん。突然の急停車。自殺を図った男が線路に横たわっていた。その夜、男の話を聞いてやり優しく励ましてやったので、寅さんは兵馬と名乗るこの男にすっかり気に入られてしまう。彼のわがままを聞くうちにヨーロッパはウィーンへ一緒に行くことになる。芸術の都ウィーンだが寅さんには何の感動も湧かず退屈するばかり。兵馬に取り残されてしまう。ところがブルク公園で美しいガイド・久美子が通りかかったことから彼女のツアーバスに乗ってしまう。ドナウ川のほとりで久美子の悩みも聞いてやる。

Character

キャラクター

車寅次郎

渥美清／あつみきよし

東京、葛飾柴又の門前にある老舗の草団子屋「くるまや」五代目主人・車平造と、柴又芸者・菊（ミヤコ蝶々）の間に生まれる。16歳のとき、葛飾商業を中退して、放浪の旅暮らしのなかテキヤとなる。

Cast Profile

渥美清／あつみきよし
1928年生まれ、東京都台東区出身。
45年に巣鴨中学校を卒業後、46年に新派軽演劇の座長に誘われ、「阿部定一代記」で初舞台を踏む。53年には浅草のフランス座に入り、コメディアンの谷幹一、関敬六や裏方だった井上ひさしらと出会う。63年、主演作『拝啓天皇陛下様』（野村芳太郎監督）で映画俳優としての地位を確立。67年の『喜劇急行列車』（瀬川昌治監督）に始まる『喜劇列車』シリーズ３作など、喜劇路線で確固たる人気を集めた。68年にフジテレビで放映された連続ドラマ「男はつらいよ」（山田洋次脚本）が好評となり、翌69年に製作された映画第１作でも引き続き主演の車寅次郎を演じる。以降、28年間49作（特別篇含む）にわたり『男はつらいよ』は国民的映画として、また渥美の演じる寅さんは日本中の多くの人たちに親しまれた。96年８月に病でこの世を去る日まで、他の映画やテレビ、舞台出演を断って寅さんの役だけを演じ続けたという、その意味では他に例を見ない俳優だと言える。
没後、96年に国民栄誉賞を受賞した。
おもな出演作
諏訪さくら

倍賞千恵子／ばいしょうちえこ

寅次郎の異母妹。戸籍上は櫻。幼少時に両親と秀才の兄をなくし、叔父夫婦に育てられる。高校卒業後、丸の内のオリエンタル電機に就職。20年ぶりに帰郷した寅次郎のおかげで、諏訪博と結婚。長男・満男をもうける。

Cast Profile

倍賞千恵子／ばいしょうちえこ
1961年、SKD(松竹歌劇団)から映画界入り。『斑女』(61年)でデビューを果たし、松竹の看板女優として、『下町の太陽』(63年)、『霧の旗』(65年)、『愛の讃歌』(67年)などに出演。歌手としても「下町の太陽」など数多くのヒット曲を持つ。1969年、『男はつらいよ』映画化にあたり、妹さくら役となり、26年間、48作、寅次郎の妹、博の妻、満男の母として、シリーズとともに歩んだ。『家族』(70年)、『同胞』(75年)、『幸福の黄色いハンカチ』(77年)など山田洋次作品のヒロインとしても活躍し、『隠し剣鬼の爪』（04年）、『母べえ』（08年）、『小さいおうち』（14年）と山田監督作において重要となる役を務め続けている。
おもな出演作
諏訪博

前田吟／まえだぎん

さくらの夫。高校中退後、父・飃一郎(志村喬)とそりが合わずに家出。タコ社長の世話で朝日印刷へ入社。寅次郎が仲をとりもってさくらと結婚。論理的な思考の持ち主。成長した息子・満男とのコミュニケーションに頭を悩ましている。

Cast Profile

前田吟／まえだぎん
1944年、山口県生まれ。俳優座養成所第15期生、1965年、ABC「純愛物語」の主役に抜擢され、山本薩夫監督の『ドレイ工場』(68年)で演じた工員役で注目を集め、1969年『男はつらいよ』の諏訪博役に抜擢された。渥美清とは、テレビ「泣いてたまるか」の山田洋次脚本「男はつらい」で弟分として共演。シリーズ全48作をはじめ、『家族』(70年)、『故郷』(72年)、『十五才学校Ⅳ』(2000年)などの山田洋次作品にも出演している。息子・前田淳は、第48作『寅次郎紅の花』(95年)で、泉の婚約者を演じている。
おもな出演作
江上久美子

竹下景子／たけしたけいこ

岐阜出身、東京の商社に勤めていたが、何もかも嫌になってヨーロッパへ。現地で観光ガイドをしながら生活をしているが、寅さんに会って故郷が懐かしくなり・・・

Cast Profile

竹下景子／たけしたけいこ
高校在学中にNHK「中学生群像（中学生日記の前身）」でデビューを果たし、大学進学とともに、女優活動を開始。テレビドラマで活躍後、黒木和雄監督『祭りの準備』（75年）に出演、その後も『犬笛』（78年）などに出演。シリーズでは、第32作『口笛を吹く寅次郎』（83年）の朋子、第38作『知床慕情』（87年）のりん子、第41作『寅次郎心の旅路』（89年）の久美子と、三たびマドンナ役を演じている。
おもな出演作

Related Work

関連作品

男はつらいよ寅次郎の青春（中国配給）

男はつらいよ寅次郎の青春（中国配給）

101分｜ 1992年

泉は親許を離れて東京で働いている。休日には柴又のさくらの家に招かれる。ご機嫌の満男。そんなある日、泉は同級生の結婚式で宮崎へ飛ぶ。式の後城跡を訪……
男はつらいよ寅次郎かもめ歌（中国配給）

男はつらいよ寅次郎かもめ歌（中国配給）

97分｜ 1980年

北海道は江差。追分まつりのバイに出かけた寅さんは昔仲間の常の死を聞き奥尻島へ渡る。墓参りをすませての別れ際、島で働く常の娘・すみれは「東京へ出て……
男はつらいよ寅次郎紙風船（中国配給）

男はつらいよ寅次郎紙風船（中国配給）

100分｜ 1981年

九州筑後川のほとりで寅さんはフーテン娘・愛子と知り合う。寅さんにつきまとう愛子はサクラになりすまし商売は好調。久留米の水天宮でテキヤ仲間の女房・……
男はつらいよ口笛を吹く寅次郎（中国配給）

男はつらいよ口笛を吹く寅次郎（中国配給）

104分｜ 1983年

備中高梁は博の実家のある城下町である。寅さんは博の亡父の三回忌を思い出し墓参りに立ち寄った。そこで寺の和尚と娘・朋子に出会う。勧められるままに上……
続・男はつらいよ（中国配給）

続・男はつらいよ（中国配給）

93分｜ 1969年

恩師・坪内先生を訪ねてすっかり意気投合の寅さんは、どんちゃん騒ぎで腹痛をおこして入院する始末。そんな寅さんは先生の愛娘・夏子に看病されたことから……
男はつらいよ拝啓車寅次郎様（中国配給）

男はつらいよ拝啓車寅次郎様（中国配給）

100分｜ 1994年

就職してから半年が過ぎた満男だったが、靴のセールスの仕事はすっかり投げやりになっていた。そこへ寅さんが帰ってきて、鉛筆売りのお手本を見せて満男を……
遙かなる山の呼び声（中国配給）

遙かなる山の呼び声（中国配給）

124分｜ 1980年

北海道中標津。民子は、一人息子・武志を育てながら、亡夫が残した牧場を経営していた。冬、激しい雨が降る夜、一夜の宿を求めて一人の男が訪ねてきた。男……